自民党総裁と沖縄県知事の選挙
自民党総裁選では大方の予想どおり安倍さんが再選を果たしました。
初めの頃は右翼っぽくて怖いと思ってた安倍首相ですが、長期政権の良さというか、慣れてしまったのか、世界情勢の変化によってか、そんなに悪くないじゃんと思う自分に驚く今日この頃。
憲法改正も、自衛隊の存在を明記するだけならもっともだと思う。
国を守ってくれる人たちには敬意を示したいよ。
ついでにこっそり国民の権利を制限する文言入れないでほしいだけ。
働き方改革も、事実上の移民受け入れも、現実に目を向けた対処で、十分じゃないにしても良くやってると思う。
私的に一番評価を上げたのは外交かな。
難しい世界情勢の中で、良くやってるじゃないか。
トランプ大統領、プーチン大統領、習近平総書記と、お付き合いしたくない難しい方たちと、頑張ってよく付き合ってると思う。
トランプさんとこに誰より早く駆けつけて、こび売り、ポチと言われようとも、日本に他に道はないって、国のために恥かき捨ててくれてありがたい。
少なくとも、憲法上も若者の現状からいっても戦争なんてしかけられない国の官庁前で、戦争反対!って叫べば平和が守れると思ってる人たちよりは、現実的に国の平和に責任を感じてくれてると思う。
ただ一点、悲しいのは、庶民の気持ち、弱者の立場が分からなそうなとこ。お育ちのせいで分からないのか、あるいは分かってても顧みないのか。
モリカケも、強者を恐れる相対的な弱者の立場を無視したから、行き過ぎた忖度をさせて問題をこじらせた。
女性やマイノリティの現実にも目を向けてほしい。
個人的には、選択的夫婦別姓進めてほしいです。お願いします。
先進国のはずなのに、日本だから認められない、遅れてるっていうこと、他にもあるよね。
それで、沖縄です。
普天間基地の移転問題、いったんまとまってた話をひっくり返すようなこと言った民主党政権がきっかけだったとはいえ、ここまでこじれたのは、沖縄の人の気持ちに寄り添わなかったからだよね。
沖縄の地理的な位置とか、尖閣とか、中国の拡大志向の強まりとか考えれば、アメリカが沖縄にある程度の軍事的プレゼンスを維持したいのは分かる。日本としても、本当に守ってくれるかは別として、米軍基地があるのは超大国のパワーバランスを考えればそれなりに心強い。
だけど、沖縄に行って、本島南部の平和記念公園やひめゆりの塔を訪ね、その後普天間基地の横を通れば、こりゃひどいなって、多少なりとも沖縄の人たちの複雑な思いは誰だって感じられるでしょう。
今となっては、米軍にというより、何十年も沖縄に基地押しつけて当然だろって顔してる日本という国に怒ってるんでしょう。その悲しみも怒りも、当然ですよね。
デニーさんは前知事の遺志を継ぐということですが、これを仕切り直しととらえて、前知事のときのような傲慢な態度は取らず、政権側から面談を求めて話し合ってほしい。
選挙が終わった今こそ、安倍さんから沖縄に行ってほしい。
近隣諸国の情勢を鑑みての説得と、少しでも基地の負担を他の地域に移す、地位協定の見直しの努力をする、返還後の普天間地域の県民主導の開発をサポートする、辺野古は手がつけられなくても沖縄の他の海の自然保護をサポートするなど、トランプさんとこに駆けつけた同じ懸命さで沖縄に向かってほしいと思います。
安倍総理、頑張ってください、お願いします!